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部屋と制限と私 ~住宅改修に挑戦!~【理学療法学科】

どうもこんにちは。

最近、洗濯機にまつわる一連の出来事を漫画化しましたので…よかったらお読みください。

『何事も確認』と教訓を得たホームページ担当です。

 

さて、今回のブログテーマは…

『住宅改修』

1年生の授業では、住宅改修の課題があります。

しかし、1年生は、病理学や各種理学療法治療学等の疾患や障害像にかかわる部分を受講していません。

今回の課題を攻略するために、患者さんの情報から疾患を調べ、患者像をイメージすることが必要になるのですが…

それ以上に、この授業で学ぶべきことは、住んでいる家の中にある何気ないモノが

“どれだけ制限になりうるか”

に気付くことをテーマと考えています。

 

実施にあたり、それぞれのグループに患者さんの情報と住宅状況が振り分けられます。

まずは、慣れないながらも疾患を調べ患者像を考えます。

『麻痺は右側で…』

『膝に痛みがあるから…』

患者さんの状態を知ることは、住宅改修の大切な第一歩です。

それに加えて…

『介助者は、〇歳代の夫婦で…』

『近くに別居の息子夫婦が…』

等、患者さんの周辺環境的な部分にも気を配ります。

 

そのうえで、住居内の“制限物”を洗い出します。

見慣れていない平面図面と睨めっこしながら、検討を重ねていきます。

1人では考えることが難しくても、3人寄れば文殊の知恵。

それがもっと多くで考えると…

議論が白熱し、教科担任の想定した以上に学生が熱をもち、患者さんの立場で改修案を考えていました。

『玄関の段差を解消しては?』

『居室を洋室に変更した方が良い。』

『トイレの手すりの向きは…』

『この段差は、影響ない?』

 

住宅内の制限となる部分が検討できれば、図面上に改修案を書き込みます。

実際の住宅の広さや、患者さんの体形等を考慮しながら、手すりのつけ方等も要注意です。

“前に進んで”、”戻って”の繰り返しです。

今回は、制限のない自由改修での“住宅の制限”を洗い出すことをテーマにしました。

実際の住宅改修では、患者さんの生活動作の制限や、保険制度や金銭的な制約等があり今回のように思い切った改修は難しいのですが。。。

理学療法士は、患者さんの身体状態だけではなく、生活環境にも目線を広げて”制限”を考えることが大切だと気付いてくれれば課題としては成功です。

広い目線を持った理学療法士になるため、色々な事を少しずつ身つけていきましょう。

 

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