専門学校 健祥会学園
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専門学校健祥会学園として はじめての卒業証書授与式

2019年3月9日、専門学校健祥会学園で第22回卒業証書授与式が挙行されました。校名変更後初めて送り出す卒業生は、介護福祉学科35名、理学療法学科28名、作業療法学科16名、保育福祉学科2名、保育学科14名、計95名です。
卒業証書授与・記念品贈呈の後、卒業生の前途を祝し、理事長、学校長から以下の言葉が贈られました。

健祥会グループ理事長 中村太一告辞(要約)

皆さん方は、専門学校健祥会学園としての記念すべきはじめての卒業生です。これまでに本学園が世に送り出した卒業生は、皆さんを含めると合計2781名。高い専門性を武器に、多くの先輩が医療・福祉・教育保育の分野で活躍しています。
ICTの活用やAIの進展が、生産の現場もサービスの現場も大きく変えつつあります。さらに、生産年齢人口の激減を補うために、新たな在留資格による外国人労働者の受け入れ拡大が図られようとしています。まさに、多様な人財が能力を発揮しながら競い合う、「共創」と「競争」の時代の到来であり、皆さん方は今、その時代に新しい一歩を踏み出そうとしているのです。

「共創」と「競争」の時代をたくましく生き抜くために、何物にも代えがたい武器である専門性を、皆さんは本学園での学びの中で、しっかりと獲得してきたことと思います。今後はさらに実践の中で専門職としての道を極めながら、常に高みをめざして、内なるイノベーションを続けてください。
卒業を記念して「心からの優しさを」という言葉を皆さんに贈りました。どうか命に向き合う職として、専門性の以前に必要な人としてのぬくもりや、本学園で育んだ福祉の「心」を大切に、「礼儀と感謝」を具現化できる人でいてください。研究開発が進めば、将来的に多くの職がAIに取って代わられると言われていますが、いくら科学技術が進歩しようと、皆さんの仕事は人にしかできない尊い仕事です。そのことに誇りをもち、豊かな「心」と「心からの優しさ」を育み続けてください。

そして、いかに専門性を極めようとも、専門の殻に閉じこもらず、社会の中の多様性を知り、認め、常に広い視野に立って考えることを実践してください。時代は激しく動いています。アンテナを高く、社会の変化をしっかり捉えてこそ、明日へのアドバンテージを手にすることができるのです。

医療も介護も保育も、制度内ビジネスです。それゆえに制度に左右される面は否めません。しかし、決してそれに翻弄されることのないよう、現場を大切に、目の前の患者さん、利用者さん、子どもたちに、よりよいサービスを提供することを第一義として頑張ってください。
本学園も、いつでもいつまでも皆さんが拠り所とできる確かなバックボーンであるよう、進化し続けていくことをお約束します。

この国の明日を担う専門職として、社会的責務を自覚し、いのちへの畏敬と仕事への誇りを携えて、それぞれの道をしっかりと歩んでください。新しい時代は皆さん方を待っています。ご卒業おめでとうございます。

学校長 武田英二式辞(要約)

はなむけの言葉を皆さんに三つ贈ります。

1. 専門職として

現場に立てばまだまだ未熟であることを知るでしょう。本学園で頑張った日々を思い出しながら、さらに学びを積んで、常に自分自身を磨き、専門職として充実した人生を送ってください。

2. 友人とともに

本学園で育んだ友情を大切にしてください。現場に出たら、専門の学術団体に所属し、たくさんの人から得る知見をしっかり自分のものとしていってください。そして、皆さんの交流の場、情報収集の場として、本学園をしっかり活用してください。

3. 未来に向けて

努力の中には明日実るものもあれば、10年、20年先に花咲くものもあります。長い目で見て大きな人材に育つよう、中長期のビジョンを持ち頑張って、夢・希望・やる気を育み続けてください。

本学園は皆さんのプラットホームです。嬉しいにつけ苦しいにつけ、いつでも訪ね来てください。どうか、未来をイメージしながら大きく羽ばたき、充実した楽しい人生を歩んでください。

皆さまへの感謝を胸に
学び舎を誇りに、明日へ

式典には、県内の高等学校・専門学校から校長先生はじめ多数のご来賓と保護者の皆様がご列席くださいました。来賓を代表して、本学園同窓会会長藤原慶治氏より、「私の働く法人にも本学園の卒業生がたくさん入職してくれていますが、忙しい現場であっても、心に余裕を持ってあいさつを大切にするという本学園の教育が生きていることを感じさせてくれます。これからは多職種連携、医療介護連携の中、マネジメント能力も必要とされます。母校という土台にしっかり根を張り、豊かな経験を積んで、人からも組織からも必要とされる人になってください。そして、常に感謝を忘れず、専門職としての誇りと自信を持って、自分の道を歩んでください」と祝辞が送られました。

在校生代表からの感謝と激励の送辞を受けて、卒業生代表が「先生や仲間、家族、患者様や子どもたち、たくさんの方々に支えられ、大変だった勉強も実習も乗り越えてくることができました。お世話になったすべての方々へ感謝を捧げ、学び舎を誇りに、専門職としての道をしっかりと歩みます」と答辞を述べました。

健祥会パートナーに「蛍の光」「仰げば尊し」が響き、最後に「健祥会の歌~舞踏会~」の流れる中、学校祭、体育祭、実習、研修旅行、国家試験勉強など、思い出深い学生生活がスクリーンに大きく映し出されました。澄み渡る青空の美しい春の日、95名の卒業生は、お世話になった方々への感謝を胸に、夢に向かって新しい一歩を踏み出しました。

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